赤木 桃 #ちゃんものインスタグラム(akagimomo) - 12月11日 17時42分

親知らずを抜きました。
1年前口内に帯状疱疹が出来たのをきっかけに初めて自らの足で歯医者へ行き、それから定期的に歯のクリーニングへ通う中で歯医者さんという場所に安心感を見出し、歯医者さんという場所が私を認めてくれるひとつの居場所であるかのような感覚にまでなっていた矢先、なんの前触れもなく現れたいつもと違う先生に「YOU親知らず抜いちゃいなよ」と言われ(てはないけど)勢いで予約したXデー12月11日月曜日、つまり今日のAM10時。
緊張の面持ちで向かった受付ではそれを悟られぬようスマートにやり過ごし(保険証と診察券提示しただけ)施術イスへ通されるや否や直ぐに麻酔で気分が悪くなった経験の有無を尋ねられました。
ンなもんある訳ねーだろ虫歯にもなったことないんだからと思いつつも知り得る限りの丁寧な言葉で「ありません」と答えると、直ぐにリクライニングシートを倒して表面麻酔を始める先生。
幸い歯茎に刺されたであろう注射の感覚は一切なく、これならいける！と甘い考えを持ったのも束の間、執刀してくださった先生が女性であることを忘れるほどの強い力で押される私の歯。その力強さと言ったらもうその時だけ執刀医ゴリラやったんちゃうかと思うくらいでした。
その後も強い圧迫に加え、心地良さとは程遠いけたたましい音で歯を切断されたりすること小一時間、無事4、5等分に砕かれた私の左の親知らずと口外にて対面することができました。なんかキモかったです。
縫われた傷口と穴の空いた歯茎は想像以上に不気味だ、という想像ができるのでまだきちんと覗いてはいませんが食べ物を食べる喜びを奪われた今日も休みの日の日課である整骨院と習い事を怠らなかった私を誰かに褒めて欲しい。
整骨院で偶然出会ったやのしからお大事にという温かいメッセージと共に人生で初めて使うであろう歯のスタンプが送られて来ました。
弟子である彼女に貴重な経験をさせる事ができたので、今日、勇気を出して親知らずを抜いて良かったと、銀座の街を歩きながら思ったのでした。
追伸 ゴリラって言いたかっただけです。
ご拝読ありがとうございました。引き続き、手術2日前の私の余裕の表情をお楽しみください。

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