「あおみのゆいごん」千秋楽。長文です。 . 5日間大勢のお客様が観に来てくださいました。楽日は定員より1.5倍のお客様をお迎えすることができました。また公演中、沢山の差し入れやお花をいただきました。重ねてお礼申し上げます。 . 人生初舞台、発見の連続でした。 毎日劇場の空気感が違っていて、それによって作品の味が少しずつ変化していたように思います。 . 初日はただただ緊張でした。私演じるゆかりちゃんは、物の移動等やることが多くて、それらを間違えずにできるかという不安もありました。終わって、客電が付いて、一礼し、顔を上げる。皆様のお顔を見る。ああ、今日が終わったんだなと思いました。色んな気持ちが込み上げて来てワッと号泣しました。 . 2日目は昨日の緊張が嘘みたいに、リラックスした状態で芝居しました。この日は、お客様が緊張感を持って観ているというように感じ、客席側が1つの丸い玉のように思えました。この日は親友が観に来てくれていて、涙を流していて、「あぁ、伝わったんだな」と思うと嬉しくて貰い泣きしました。 . 3日目、不思議な日でした。日によって劇場の空気感はこんなにも変わるのかというくらい、この日はまた違う味の舞台になったと思います。この舞台を作り上げるには私たちと、スタッフと、お客様とみんなで一つの空間を作る必要があるんだと思いました。 . 4日目、風の強い日。この舞台が始まってからどんどん秋が遠ざかり、冬に近づいている。出入りする緑先生や鈴や、律ちゃんは大丈夫かしら…。寒さにめげず、みんなとても輝いていました。この瞬間がずっと続けばいいのに。 . 5日目、楽日。いつもよりちょっと早く来て、カフェムリウイから夕焼けを眺める。富士山に雲が掛かっていて、その奥に太陽を感じる。アルプスの少女ハイジの「山が、山が燃えてるわ!」を思い出す。久しぶりの1人っきりの時間。こういう時間が大切。30分くらい空の変化を堪能して、いつものように着替えて、好きな音楽を聴いて、そのあとリラックスできる音楽を聴いて、本番に臨む。今まで割とずっと台本読み直したりしていたんだけれど、今日は自分と、みんなと、お客さんを信じて、ゆかりちゃんを信じて芝居をした。 そして終盤、この瞬間を誰も忘れないでほしいと思いながら、大切に歌った。鈴が作りたい曲がある、と私たちに向き合ってくれて出来た歌。伝えたいことを伝えるための歌。目の前で律ちゃんが泣いていて、お客さまも泣いていた。この空間が一つになった気がした。一つのあったかいオレンジ色の空間が出来たように思えた。私と舞ちゃんは控え室へとハケる。この時、私と舞ちゃんはいつも数秒抱きしめあう。数秒だけど無限に感じる、幸福な時間。 舞台上へと戻る。鈴に、演奏が無事終わったことを伝える。月明かりに照らされた鈴の顔は世界で一番綺麗な顔をしている。「私、本当に一生忘れないよ」が耳に残る。曲が流れる。ああ、全部が終わった…終わったんだなと思いながら礼をする。拍手が聞こえる。顔を上げる。大勢のお客さまが目を赤くしながらこちらを見ている。また言葉にならない色んな気持ちが込み上げて、昨日も号泣でした。またボキャブラリーが乏しくなって”ありがとう”しか言えなくなっていました(笑) 5日間、「あおみのゆいごん」を観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。 さようなら、ゆかりちゃん。 ありがとう、ゆかりちゃん。 #sakikowork

sakiko_katouさん(@sakiko_katou)が投稿した動画 -

加藤才紀子のインスタグラム(sakiko_katou) - 11月20日 11時31分


「あおみのゆいごん」千秋楽。長文です。
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5日間大勢のお客様が観に来てくださいました。楽日は定員より1.5倍のお客様をお迎えすることができました。また公演中、沢山の差し入れやお花をいただきました。重ねてお礼申し上げます。
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人生初舞台、発見の連続でした。
毎日劇場の空気感が違っていて、それによって作品の味が少しずつ変化していたように思います。
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初日はただただ緊張でした。私演じるゆかりちゃんは、物の移動等やることが多くて、それらを間違えずにできるかという不安もありました。終わって、客電が付いて、一礼し、顔を上げる。皆様のお顔を見る。ああ、今日が終わったんだなと思いました。色んな気持ちが込み上げて来てワッと号泣しました。
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2日目は昨日の緊張が嘘みたいに、リラックスした状態で芝居しました。この日は、お客様が緊張感を持って観ているというように感じ、客席側が1つの丸い玉のように思えました。この日は親友が観に来てくれていて、涙を流していて、「あぁ、伝わったんだな」と思うと嬉しくて貰い泣きしました。
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3日目、不思議な日でした。日によって劇場の空気感はこんなにも変わるのかというくらい、この日はまた違う味の舞台になったと思います。この舞台を作り上げるには私たちと、スタッフと、お客様とみんなで一つの空間を作る必要があるんだと思いました。
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4日目、風の強い日。この舞台が始まってからどんどん秋が遠ざかり、冬に近づいている。出入りする緑先生や鈴や、律ちゃんは大丈夫かしら…。寒さにめげず、みんなとても輝いていました。この瞬間がずっと続けばいいのに。
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5日目、楽日。いつもよりちょっと早く来て、カフェムリウイから夕焼けを眺める。富士山に雲が掛かっていて、その奥に太陽を感じる。アルプスの少女ハイジの「山が、山が燃えてるわ!」を思い出す。久しぶりの1人っきりの時間。こういう時間が大切。30分くらい空の変化を堪能して、いつものように着替えて、好きな音楽を聴いて、そのあとリラックスできる音楽を聴いて、本番に臨む。今まで割とずっと台本読み直したりしていたんだけれど、今日は自分と、みんなと、お客さんを信じて、ゆかりちゃんを信じて芝居をした。

そして終盤、この瞬間を誰も忘れないでほしいと思いながら、大切に歌った。鈴が作りたい曲がある、と私たちに向き合ってくれて出来た歌。伝えたいことを伝えるための歌。目の前で律ちゃんが泣いていて、お客さまも泣いていた。この空間が一つになった気がした。一つのあったかいオレンジ色の空間が出来たように思えた。私と舞ちゃんは控え室へとハケる。この時、私と舞ちゃんはいつも数秒抱きしめあう。数秒だけど無限に感じる、幸福な時間。

舞台上へと戻る。鈴に、演奏が無事終わったことを伝える。月明かりに照らされた鈴の顔は世界で一番綺麗な顔をしている。「私、本当に一生忘れないよ」が耳に残る。曲が流れる。ああ、全部が終わった…終わったんだなと思いながら礼をする。拍手が聞こえる。顔を上げる。大勢のお客さまが目を赤くしながらこちらを見ている。また言葉にならない色んな気持ちが込み上げて、昨日も号泣でした。またボキャブラリーが乏しくなって”ありがとう”しか言えなくなっていました(笑)

5日間、「あおみのゆいごん」を観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。

さようなら、ゆかりちゃん。
ありがとう、ゆかりちゃん。 #sakikowork


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2017/11/20

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