猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 10月23日 23時43分


台風が去ったあと、白河の気温が10℃しかなくて、身体の芯まで冷えきってしまったから、お風呂に浸かってあったまってから緩燗に母の煮物。地元の酒蔵・大木代吉本店の自然郷はその名の通り、力強い米本来の味がしてとても美味しい。

去り際に母が言った。『煮物持ってく?あんたの家の冷蔵庫、どうせ空っぽなんでしょ。』私は、はははと笑ってありがたく煮物を頂戴してきた。横にいたムーチョもなにも言わず、はははと笑った。母は私が料理することを知らない。彼女のなかで私は家を出た18歳で止まっているのだ。(当時すでに、ばんばん実家で料理していたのだが、それは忘れているようだ?)私が実家を出ておよそ30年がたった。だから、母は私のことを18年分しか知らない。歴代の彼氏や友達の方がずっと私をよく知っている。でもそれでいいのだ。母は今でも私のことを世界で一番よく知っていると思っている。母とはそうゆう生き物だ。娘の私は、素知らぬ顔してお赤飯と栗ご飯、煮物を嬉々として保冷バッグに詰めて帰路についた。

#ブラックファミリーヒストリー


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

457

4

2017/10/23

猫沢エミを見た方におすすめの有名人