YU-KAのインスタグラム(yuka19981114) - 1月7日 13時54分

?白夜行?
重くて、切なくて、やるせない。何度口直しをしても舌先のザラザラがこびり付いて取れないような悪い後味。それがまたすごく良くて。昔っから何度見てもやっぱり好きで、好きな邦画トップ3には入る作品です。
「「初恋の少女を助けるために父親を殺した少年とその少年を庇うために母親の命を奪った少女。幼少期不幸だった少年は同じく不幸だった少女の為だけに生きることを決意する。見返りを求めないでただひたすら少女に献身し続ける「少年」自分の利益の為に少年を利用しまくる「少女」そんな残酷な14年間の愛の軌跡を描いた物語。」」
例えそこが日向であろうと日陰であろうと変わることはなかったであろう痛々しい運命。その運命はこの世の全てを無視してまで淡々と静かにじりじりと確実に迫り寄って、斬りつけるのではなく、包み込む。一方方向にしか進むことのできない真っ直ぐな1本道。2人はそこを歩くしか生きぬく方向が見つからなかったんだろうなって。でも感じたのはかわいそう、とか哀れみの心じゃなくて寧ろ「強いな。すごいな。」って憧れの感情。なぜ2人を強いと感じたんだろうって考えたら他にもう生きる道がない分、選択肢がない分"迷い"がないからなのかなって。貫き通す強さ。迷いのない人間の強さをすごく感じます。

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