ハミルのインスタグラム(haruhamiru) - 12月28日 18時06分
写真集、ヴォルフガング・ティルマンスのコンコルドを眺める. .
今日、大好きな叔父が空に旅立った。
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小学校の低学年の頃、大手食品商社の駐在員だった叔父がある日突然ノルウェーから帰って来た。
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北欧やヨーロッパの家具や人形や飾りがどっさり実家にやってきた。日本舞踊を教えてる母、お三味線のおばぁ、おじいの和花、父の民藝など、ザ・ジャパン??な我が家に突然、叔父の帰国と同時にヨーロッパ旋風がやってきた。
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叔父が話すヨーロッパの食の話やお仕事の話に夢中になり、叔父が子供扱いせずに接してくれる事が嬉しくて、嬉しくて大好きになった。
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叔父は、その後すぐに西ドイツ行ってしまった。帰って来る度に子供の私を行ったことのない様なレストランに連れていってくれて、憧れの憧れのクレープシュゼットを食べさせてくれたり、、(ただし大人すぎる味に食べきれず、一張羅のベロアのワンピースにTストラップのエナメルの靴ではりきってた私はかなり落ち込んだ)
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ヨーロッパから巨大なチーズやハムが送られてきて、トムとジェリーの、あの穴の空いたでかいチーズの本物を見た時、めっちゃテンション上がって嬉しくなったが、かじったら想像してた味とはほど遠く、大人すぎる味に口から出して食べれなかった自分にショックを受けたり、ザッハトルテも小学生には大人の味過ぎた。
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それでも叔父がこれが美味いんだよ、、というものは食べたくなりチャレンジしていく。叔父に憧れてたからかな。
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18歳の時に東京に住みだす時に2ヶ月だけ叔父の家にいた。叔父が家で次の日にあるプレゼン準備しながら、仕事というのは、何をやらされても楽しんで工夫して面白くするものだ、、と教わった。僕は八百屋をまかせられても絶対面白くできる自信あるといってた。だから、楽しんで仕事する大人になれと言われた。
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最後に会ったのは数年前。会うといつも仕事の話になる。その時に叔父が「僕ね、2度コンコルドに乗った事があるんだよ」と普段自慢とかしない飄々としてる叔父が嬉しそうに言った。仕事で欧米を走り回ってた時に社長に付いて動く時に乗ったと。。。コンコルドに乗った事がある人を初めて会ったー。すごぉい!と話したのが、確か最後あたりに交わした会話。
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仕事の楽しさの最初の一歩を教えてくれた叔父を今日みおくった。駆け足の人生、スパッと終わらせて叔父っぽいな。
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この本を観る度に叔父を思い出す事になるんだろうな。本当にありがとう。#嵐の中の幸せを知る#数日の嵐が終わる
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2016/12/28