小橋賢児のインスタグラム(kenji_kohashi) - 9月22日 14時02分
怒濤の3日間がようやく終わりました。
何でもそうですが終わってしまえば全て過去のことに
なり、結局のところ今この瞬間というものしかないという
事に気づかされます。
しかし、この3日間のためにどれだけの人が自分自身の人生の時間を費やし戦ってきたか、そのプロセスは計り知れません。
それはこの日を待ちわびていたお客さんも同じくです。
たかがフェス、されどフェス
人によってそれをどう捉えるかは自由ですが
東京のど真ん中にあれだけの空間をつくる事は決して容易な事でありません。
何かにこだわれば何かがおとり、何かを改善すればどこかに欠陥がうまれる。
お金のバランス、法律のバランス、地域のバランス、市場のバランス、自然のバランス….
考えだしたらキリがないくらいただの想いや思いつきでは整理出来ないくらいいり組んだ問題というのが常に存在しています。
チーム一つとっても各部門にはそれぞれの見解というのが存在して
誰か一人のエゴでものが動く訳ではありません。
人間なので失敗も沢山あるでしょう、自然相手なので思い通りにも
いかないでしょう。
ましてやULTRAは海外のメンバーとやってるので考え方や文化の違いは多いにあります。
でも大切なことは想いをもって出来る限りの事に最善をつくすことで、
それでも見えた景色が違うのならば、それらを受け入れるべきで、決して落胆することではないと
気づかされます。
イベントというのは沢山の人達の思惑で動くのでいつも僕らの想像を超えるような出来事が沢山おきます。
もし、それらに改善の余地があるならば全力でそれらを改善する。
もちろん物理的に法律的に一瞬で変えることの出来ない悔しいことも沢山ありますが、それでも
少しでも来ていただいた方に楽しんでもらえるように出来る限りの事はしようと、
みんなで毎日会場を何十キロも歩きながら改善点を探しました。
初日の夜、スタッフみんなで集まり必死に問題を解決した事は一生忘れない経験となりました。
最終日はあいにくの雨でしたが、その雨に落胆することもなくみんな全力で取り組みました。
その甲斐あってかアーティストのプレイも素晴らしくお客さんは帰りだすどころかむしろ雨を見方につけてるようかの熱気で
最後まで大盛り上がりしてくれました。
それどころか、ある意味雨に本質を教えてもらった気さえしました…
僕らがこの地球上で創りだす全ての創造物に完璧などありません。
どんな美しいものも産まれてはいつかは死んで消えていく。
これが自然の摂理であり、自然の法です。
1年かけたイベントはあっけなく3日で終わり、1週間以上かけてつくった巨大なステージは
わずか3日で解体されます。
1年間この日を楽しみにしていた人達も今は日常に戻り、今までと変わらず学校や会社で
仕事に励んでいるでしょう。
音楽フェスという空間では様々な境遇の人が音楽を中心につながります。
でも一度そこからでればそれぞれの人生がまっています。
僕らが出来ることは、そんなそれぞれの人生にほんの少しの安らぎと
人生の気づきのきっかけをつくる事しかできませんが、それこそが体験メディアというエンターテインメント
をつくる本当の意味だと改めて感じる事ができました。
ULTRA JAPANが上陸して3年。長かったようで早い3年。多くの人達に支えられ、数々の困難を乗り越え
沢山の奇跡に出会わせていただき、改めて皆さんに感謝しております!!! またこの場に戻ってこれるよう身を引き締め直して頑張りますので引き継ぎ応援よろしくお願いします!!! ありがとうございました!!!
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2016/9/22