soarのインスタグラム(soar_world) - 9月8日 14時38分
――同じ境遇の人と会って話を聞くことはありますか?
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角田:私は結構あけっぴろげに「髪の毛がない」って言いますが、自分から言わない人のほうが多いです。私が打ち明けて「実は」っていう場合はたまにあるんですけど。でも、多発性脱毛症は人口の2%がなるらしいので、結構な人数いると思います。
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――プロジェクト概要で「女性の生涯のがん罹患率が40%」というのを見て驚きました。
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角田:多いですね。私が今働いている病院では白血病などで髪の毛のない子どもがたくさんいるんですよね。そういう子を見ると、「おばちゃんがいいのつくってやるからな~!」って思います。
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――すごくポジティブというか、明るい感じがするデザインだと思います。
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角田:がん患者さんのための帽子も売られているんですが、すごくださいんです。ただかぶるだけのニット帽で色の展開もないし……。それをかぶって外に行けないし、お見舞いに来てくれた人の前にそれで出るのは嫌だなって。それで、ファッションとして楽しめるようなものが欲しいと思いました。
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――端の部分にゴムが入っているんですね。
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角田:はい。かぶって後ろで結ぶだけでつけられます。スカーフを頭に巻いたことのある方はわかると思うのですが、スカーフってとても面倒くさいんです。鏡の前でバランスを見ないとかぶれないし、手間がかかる。忙しいときとか、子どもがキャーキャー言ってるお風呂上がりとか、そんなことしてられない。
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――確かにお風呂上がりの子どもを見ながらは無理そう……。
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角田:家の中でこそきれいでいたいなと私は思います。大好きで一緒に暮らしている旦那さんがいるわけだし。一瞬でかぶれるものじゃないと毎日は使えないなと思って、こういう形を作りこんでもらうようにしたんですよね。色も柄も、なるべく増やしていきたいなと思っています。
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髪を失っても、おしゃれを楽しみたい。多発性脱毛症をきっかけに肌に優しいシルクでヘッドスカーフをつくる角田真住さん
#脱毛症 #多発性円形脱毛症 #抗がん剤
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2016/9/8