濱中鮎子のインスタグラム(ayukohamanaka) - 9月19日 01時08分

中学時代の恩師は今天国で何を考えているだろう。

先生は胃が半分しかなかった。
先生はいつもセンブリと鉄の指し棒を持ち歩いてた。

テストの点が悪いと、鉄の棒で頭を小突かれたりした。

遅刻をすると、半日くらい苦味が残るセンブリを飲むか、先生の胃薬を飲むか恐ろしい選択を迫られた。笑

私はセンブリを選んだけど、本当に悶絶するくらい苦いの。

今だと体罰とか言われちゃうのかな。笑

先生は授業を使って、覚えるべき憲法を抜粋して、物凄い量を私たちに暗記させた。(普通の学校です)

暗記出来ないと鉄の棒で小突かれちゃうから、よく意味もわからずひたすらマーカーを引いて暗記した。何度も何度も口にした。
そう、憲法9条も。 ←これだって、今だと先生、いろいろあったかもね。笑

ただ、この授業が良かったか悪かったかということより、憲法を知る事が出来たのは、知らないよりは随分良かったと思っている。

先生は憲法をニュートラルに教えてくれた。きっと私たちに考えさせたかったんだろうと後から気づいた。

日本が何で護られ、何を守るのかがそこには記されていた。

先生は名前を書かないだけで、０点にする厳しい人だったけど、

未だに先生の命日にはひたすら暗記した憲法と、雨だったことを思い出すの。

ちょっと字面で見るとパンクな先生だけど、あなたはほんとにパンクな人でした。

あれからわたしは、名前を書き忘れなくなったし、胃は大事にしようと思ったし、平和はただ生活しているだけでは保てないことを知りました。

先生、今日も雨だよ。
あんなに頑張って暗記した憲法は変わってしまうんだろうか。
先生はどう思う？またそれを暗記させる？

小突かれた古傷が少し痛むような錯覚に陥る。

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